歯周病 | インプラント | 専門歯医者(大阪市北区梅田、東大阪市徳庵本町)

歯周病やインプラントのことなら歯周病の専門歯医者の大阪歯周インプラントセンター阪本歯科


当院は平成26年(2014年)に開業100周年を迎えました。

有)大阪歯周インプラントセンターは正式登記された
有限会社(特例有限会社)であり、
医療法人 白鵬会は医療部となっています

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歯周病

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Q なぜ歯周病で歯が抜けるの?

 30歳を過ぎた成人の歯が抜ける原因の9割は歯周病です。
また、55歳から65歳の間に日本人の2人に1人は入れ歯になっています。歯周病とはいったいどんな病気なのでしょうか。何が原因で、どのようにして起こるのでしょうか。 どうやって治療すればよいのでしょうか。 歯周病は、もともと患者さんの口の中にいる常在菌と呼ばれる細菌の感染症です。
 この細菌は、嫌気状態(空気に触れない状態)を好むため、歯と歯ぐきの間の歯周ポケットと呼ばれる溝の中や、歯並びが悪い歯の間、そしてかぶせ物の隙間などで繁殖します。 繁殖した細菌はLPS(リポ多糖)という毒素を出します。そして、歯を支えている結合組織や骨を破壊してゆきます。
 組織が破壊されて、ポケットはさらに深くなり、より空気に触れない環境の中で、さらに細菌は増殖し、さらにポケットは深く・・・という悪循環を繰り返し、最後に歯が抜けてしまうのです。

担当の歯科衛生士が指導します
▲担当の歯科衛生士が指導します

Q 歯磨きを一生懸命やっているのに歯周病になるのは?

 歯周治療を、歯石除去や一生懸命歯磨きする事と思っている患者さんが多くいらっしゃいます。 でもこれは間違いです。歯石は歯の表面に唾液中のカルシウム成分が、石のようになって付着したもので、歯石自体は細菌ではありません。
 除去することで歯の表面が滑らかになり、プラークをつきにくくする効果はありますが、歯周病の細菌を除去しているのではありません。 歯磨きは、むし歯の原因菌の除去にはなっても、歯周病の直接の予防にはなりません。歯周病のごく初期の段階では、歯磨きも有効です。しかし歯ブラシの毛先はポケットの深さ2ミリまでしか到達しないことが実験の結果わかりました。
 2ミリ以上の深さになると、歯周病科で専用の器具を使ってポケット内を消毒しなければ細菌を除去できません。4ミリを越えてしまった場合は、メスを入れて歯肉を切開して、健康な歯肉の状態に近づける手術が必要です。

▲スケーリング前
▲スケーリング後

Q 歯周病ってどんな治療をするの?歯周手術って?

 歯周病の原因は細菌です。この細菌が繁殖できない健康な環境に口の中を変えてゆくのが歯周治療です。
毎日食事をすると、そのつど口の中は汚れます。歯磨きはもちろんのこと、歯周病菌を毎日清掃で除去しなくてはなりません。 これは歯周治療を行う上で毎日やらないといけない事です。
 しかし、歯並びが悪かったり、かぶせ物が合っていなかったりすると、清掃器具は入りません。 また歯周ポケットも深くなると清掃器具の毛先が届きません。このような状態を、清掃器具が届く健康な状態に変えてゆくのが歯周治療です。歯周病の治療には口腔外科と矯正の専門知識が不可欠なのです。

当院の手術スタッフ
▲当院の手術スタッフ

Q テレビで宣伝しているうがい薬や薬用の歯磨き粉は効果があるの?

 歯周病の細菌は、薬を使わなくてもブラシの毛先でかき出すだけで、簡単に死んでしまいます。なぜかと言うと、歯周病の原因菌は、嫌気性菌(けんきせいきん)と言ってCO2(二酸化炭素)を使って生きています。
 そのため反対に空気中の酸素に触れると死んでしまいます。ですから、歯周ポケット内の細菌をブラシの毛先で口の中にかき出すだけで十分です。
しかし、深くなったポケット内に歯ブラシや歯間ブラシの毛先が届くでしょうか。毛先を根元まで挿入しないと無理です。しかし、こんなことは不可能です。
 ポケットを浅く、健康な状態に戻すことが必要です。つまり、歯周病で深くなったポケット内の細菌に対しては、薬や薬用の歯磨き粉は必要ありませんし、使っても効果はありません。 大切なのは、清掃器具で直接細菌を除去することです。

▲正しい口の管理が必要です

Q 歯ぐきのマッサージって効果があるの?

 マッサージと言うのは、ご存知のように筋肉に対して行うものです。
歯や歯肉には筋肉はありませんので、歯肉に歯ブラシでマッサージを行ってもまったく意味がありませんし、効果も期待できません。
 大切なのは、歯と歯の間や歯周ポケット部に清掃器具を到達させて、プラークを除去することです。 清掃器具の毛先を到達させる場所が重要です。


Q 歯槽骨再生手術って?

 再生医療とは、患者さんの体の失ってしまった、部分の臓器を患者さんの体自身の再生能力で元に戻す治療です。 歯が抜けてしまうと、その部分の骨が失われ、大きな穴があいてしまいます。
 しかし再生手術を用いると、下の写真のように、人工歯根のインプラントとともに失われた骨も再生することができます。
詳しくは、当院再生医療の専門医にご相談下さい。

▲骨再生前
インプラントを埋入しましたが骨がありません。
(白い部分が骨です)
▲骨再生後(約3年後)
患者さん自身の骨が
再生しました。
骨が無くても
インプラントは可能です。
▲骨再生前
インプラントを埋入しましたが骨が 無くインプラントが露出しています。
▲骨再生の方法
特殊な膜を使って(GBR法) 患者さん自身の骨を再生します。
▲骨再生後(3ヶ月後) 患者さん自身の骨が再生しました。

 これらの治療はすべての患者さんに適用できるわけではありません。
 インプラント治療の良い面、リスク(悪い面)についてよく理解した上で治療を選択してください。
 インプラントに関する疑問や質問は公益社団法人 日本口腔インプラント学会ホームページから 『歯科インプラント治療に関しよくある質問』を参照下さい。

Q 歯周病の検査で細菌が多いって言われて心配

 顕微鏡の中で動く細菌を見せられてショックを受ける患者さんも少なくありません。
口の中には誰でも約1億個もの細菌がいます。
これは普通で、細菌の数と重症化のリスクはまったく関係ありません。心配しないで下さい。
重要なのは、歯周病の原因となる悪玉細菌がどれぐらいいるか、その割合(%)です。
大都市の人口が細菌の数、そのうち犯罪者が歯周病の悪玉細菌と考えてください。
都市も犯罪者数の割合が高いと危険です。
口の中の悪玉細菌の割合を知ることが歯周病のリスクを知る事になります。
歯周病細菌の遺伝子検査

Q 侵襲性(若年性)歯周病と言われてショックです

 調べると何千人に1名ぐらいの頻度の病気です、と書かれてるHPもあり、ショックを受けるのは当然です。
この侵襲性歯周病(炎)診断は間違いです。
2018年に世界的に存在しない病気と判断され現在はありえない病名です。
ほとんどは通常の慢性歯周炎(歯周病)であるのに、診断間違いで、このような恐ろしい病名と断定された患者さんがほとんど全てです。
昔は特定の細菌Aa菌が多いとか、左右対称性に30歳以下で遺伝的に発症すると言われましたが、エビデンス(確かな事実)が無いため、世界的に歯周病の病名から削除されました。
私は35年間、歯周病の治療を行っていますが、1名も出会ったことはありません。
以前から、0.05%の発症率と言われ、2000人に1名と稀な病気で、存在しない病気と言われていました。
患者さんに不安を与えるこのような病名は付けるべきではありません。
歯周病の詳しい診断名は下記を参照ください。
歯周病治療の前に必要な検査

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